インド映画って実は世界で一番年間制作数も鑑賞者数も多い国なんです!人口はたしかにアメリカの3倍以上ですが、結構意外な結果ですよね。
これだけ映画を観る人、造る人がいればいい映画も当然多くなります。年間100本見る私がそんな中からおすすめの映画を8本紹介します。
英国総督 最後の家
この映画はインドとイギリスの共同制作の映画です。なぜインドとイギリスが共同で制作したかと言うと、昔インドはイギリスの植民地だったからです。
イギリスはインドを植民地から解放する際にパキスタンという国家を建設します。人類史上最も多い人口移動の一つです。余談ですが今後の気象異常でこれ以上の人口移動が起こる予想もあります。
なぜこの映画をおすすめしたかと言うと、これを見ればインドの背景をある程度理解することが出来ます。信仰。パキスタンとの関係など、後から出てくる映画の周辺知識を学ぶことが出来、また教養としてもおすすめの映画です。
恥ずかしながらインドとパキスタンが昔一つの国だったとは知らず、この映画を観て初めて学ぶことが出来ました。インド映画を観る前に是非一度鑑賞してみてください。見方が変わります。これを見て点と点を結ぶことが出来ました。

きっとうまくいく
ストーリーは主人公ランチョーがインド一の大学に入学します。そこでは試験で良い点を取るための勉強が行われていました。
しかしランチョーはそんな勉強はしませんでした。自分が興味あることを熱意をもって学んでいく。熱意があることをやらないと人の才能を生かすことはできません。
この映画では「なぜ勉強するのか」、「自分の好きなことをやる大切さ」を学ぶことが出来ます。私の映画紹介ではこの映画は2回目の登場です。それくらい皆さんに自信をもっておすすめできる映画です。今ならAmazonPrimeでも視聴可能です!

PK
この顔どこかで見ましたよね。はい、そうです!上の「きっとうまくいく」のランチョー役のアーミル・カーンという俳優さんです。さきに言っておきます。アーミル・カーンが出てたらその映画はおもろいです。それくらい彼が出演している映画は全て面白いです。
本作でアーミル・カーンが演じるのは地球で迷子になって神様を探す宇宙人です。設定はぶっ飛んでいますが、内容は本当に素晴らしいです。
皆さんは何を信じていますか、その信じる対象がいいという事は何をしてもいいのでしょうか。結局は何を信じようが、最後は自分の中に芯を持つこと、その大切なことをこの映画は教えてくれます。
一見おバカ映画と思いきや、はっと考えさせられるセリフがこの映画では散らばめられています。現在配信はU-NEXTとFODだけですが、是非一度見てみてください!

バジュランギおじさんと、小さな迷子
物語はパキスタンに住む小さな女の子シャヒーダーがインドから帰ってくる際はぐれてしまい、一人インドで迷子になってしまします。しかもシャヒーダ、声を出すことが出来ません。ここで出会ったのがヒンドゥー教の熱烈な信者ハヌマーン。彼はシャヒーダを一時的に預かるが、彼女がパキスタンのイスラム教徒と分かり驚愕する。宗教対立をありながらハヌマーンはシャヒーダを無事に送り返すことが出来るのか。
この映画で一番上で紹介した「英国総督 最後の晩餐」を見ていれば二つの国に背景が分かり映画もより理解することができます。
PKもそうですが、信じる対象が違えどそれを乗り越えて人と人と繋がれるって凄い素敵だなと思います。この映画のラストシーンがまさにそういうシーンが描かれています。

サーホー
今回初のアクション映画です。題名からどんな映画か分かりにくいですが、インド一の会社の社長が疑惑の死を遂げ、息子vs後継者を狙う幹部がどう出るのか。片やインドのある市で大規模な窃盗事件が起こり、次の銀行での窃盗を阻止するため警察が動く。一見何も関係なさそうな二つの話が同時に進み、物語終盤まさかの結末が。
この映画をインド映画の例から漏れず長いんですが、この映画の凄いとこは「なんかちょっと疲れ、、、エッ、、ちょい待って!」みたいなドン電返しが随所に散りばめられてて、見ていて飽きません。もちろんアクションシーンもむっちゃかっこいいので、是非見て欲しい映画の一つです。

パッドマン 5億人の女性を救った男
インドは現在経済発展甚だしいですが、まだ国が今ほど発展する前国の女性は清潔なナフキンを持つことが出来ませんでした。そんな女性たちに清潔な安いナフキンを作った実在する男性の話になります。
物語で二つ面白いとこがあります。①そっちを改良するんや、②ナフキン開発に思い立ったのは主人公・ラクシュミの妻への愛、からです。①は映画を見てのお楽しみとして、②について。タイトルの通り彼はインド中の女性を救う発明をします。しかし発端は妻への愛からです。結局人を動かすのって身近な人なんだなと思いました。
最近様々なイノベーションが開発されています。細胞から肉を作ったり、人類を火星に移住させようとしたり、車を飛ばしたり。でももっと身近な人を困ったを解決していけばそれが大きくなることもあるんだなと考えさせられました。

ダンガル きっと強くなる
はい、本日3回目のアーミル・カーンです。何回登場するねん!って話ですよね。
この映画は父親が娘をレスリング選手に実話を基に作られた映画になります。レスリングを題材にした映画は初めて見て、女性が格闘技をするという難しさも感じる映画となっています。
ここで父親役のアーミル・カーンは完全なる星一徹、スポコンお父さんです。村の男の子にレスリングしていることをバカにされたら、「男に負けるな」とか言ったり、実話をベースに作られているのでこんなお父さんまだいるんだと見終わってから思いました。
物語の終盤は娘が国の代表選を戦うシーンも描かれており、そんなことするやつ本間におるん!?って思います。見終わった感想「お父さんかっけー、これ実話なん!?」でした!

チェイス!
本日4回目の登場!アーミル・カーンです!もう面白いインド映画に彼が出ているんではなく、彼が出ているから面白くなるという方程式が私の中で成立しています。
この映画を観て、私はインド映画のクオリティーの高さを知ることが出来ました。インド映画って踊って陽気な映画が多いというイメージの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
サーホーでもそうですが、アクション映画のクオリティーも相当高いです。
チェイスのあらすじはアーミル・カーン演じる主人公であるサーカス団の息子が父親を死に追いやった銀行強盗を繰り返す映画となっています。警察も出動しまくりますが、彼を捕まえることはできません。彼はいかにして銀行強盗を成功させていたのか。
3時間弱ある映画ですが、インド映画ならではのダンスシーンもあり、アクションも見ごたえバッチリなので是非一度見てください!

今回はインド映画を特集しました。半分アーミル・カーンになってしまったので次回は彼が出演するおすすめ映画は難しくなっていしまいました。制作数、観客数世界一のインド映画。映画はアメリカだけではありません。皆さんの映画を知る一つのきっかけになれば幸いです。次回はおすすめの韓国映画もまとめようと思います!
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