2021年バレンタイン、世の受験生はセンター試験が終わり二次試験に向けたラストスパートを切っているところでしょう。そして大学の各最終年の方は卒論・修論に向けて日々徹夜で資料作成に励んでいると思います。
私も10年前まではそんな一人の学生でした。高校生のときは
「とりあえず家から通える偏差値の高い大学に行こう」
と簡単に進路先を考えていました。
大学生は運よくそれなりの大学に合格することが出来ました。入学後に単位は落としませんでしたが、研究室配属後の生活はそれはもう適当に過ごしていました。M2のとき、恋人とディズニーに平日行こうとしたら、担当の教授から死ぬほど怒られ、私の人生は詰んだと思いました。。。今でこそ笑い話にできますが。(笑)
このようなエピソードからも分かるように私は適当に学生時代を過ごし、情熱をもって勉強はしてきませんでした。しかし勉強とは本来、「自分が知らないことを知ることで面白い!と思えたり、こんな夢があるからこういう知識を増やしたい!」と思って、やるものです。
これから下記の3つの映画を紹介します。
- ①:きっとうまくいく
- ②:風をつかまえた少年
- ③:僕と世界の方程式
3つの映画とも学生が主人公ですが、大人になって分かること・得ることもたくさんあります。これらの映画を見て少しでも勉強に対する考え方が少しでも変われば嬉しいです。
きっとうまくいく
この映画が教えてくれること
「好きなことをやろう!」
「好きなものは情熱をもって続けることができる!」
「好きに勝るものはない!」
ストーリー
物語の始まりは主人公:ランチョーの親友二人と彼をライバル視する男の三人でランチョーを探すとこから始まります。
舞台は競争の激しいインドで一番偏差値の高い大学。そこの学生たちは将来良い会社に入って良い給料を貰うために、試験で良い点を取るための勉強していました。
そこへ型破りなランチョーが入学し、二人の親友が出来ます。ランチョーと親友二人がその大学でハチャメチャな騒動を数多く引き起こします。そしてランチョーは卒業してから10年後どうなっているのか。
印象的なエピソード1
ランチョーは一見勉強していないのに毎回試験で一位になります。そこで彼をライバル視しているやつは言います。「カンニングしているに決まっている」と。しかしランチョーは反論します。「俺がテストで一位になれるのは工学に情熱があるからだ」と。
私はこれが勉強の本質だと感じました。自分が大学生のとき、試験で良い点を取るための勉強を正にしていました。私も工学部でしたが、工学に対して情熱はありませんでした。
情熱がなかった理由は明白です。将来何がしたいのか分からなかったからです。幸い今は転職やこのブログを通して、自分と向き合えることも出来るようになったので将来何がしたいかは明白になっています。それをなるべく早いに越したことはありません。
印象的なエピソード2
親友の1人:ファルハーンは親の教育が厳しく勉強だけの人生でした。しかし彼の一番好きなことは「写真を撮ること」です。彼の写真を見てランチョーは、なんでこんな良い写真が撮れるのに写真家にならないんだと言います。
でも彼の父親が良い人生と言うのは良い給料を貰える会社に入ることだと言います。そのためファルハーンは父親のレールの上を歩いていました。
でもランチョーは違います。彼は写真家を目指せと言います。自分は工学が好きだから工学の勉強をするが、お前は写真の勉強をすべきだと言います。
ここでは自分の人生で何が大切なのかを説いてくれています。
たしかに良い給料の会社に入ればお金があってある程度の人生は過ごせるでしょう。でも人生の大半を使う仕事が面白くなかったら、間違いなく充実した人生は送れません。
私が転職をした理由は「自分は研究開発の仕事がしたい」と気付くことが出来たからです。転職して相対的な金銭負担が増え、収入は少なくなりましたが、胸を張って転職してよかったと言う事が出来ます。
自分の人生で好きなことを見つけましょう!
今回は私の印象に残った二つのエピソードを紹介しました。他にも様々な話が描かれています。今ならAmazonPrimeでも視聴可能です。是非一度見てみてください!
風をつかまえた少年
ストーリー
干ばつが起こったあるアフリカの地域で、14歳の少年が一冊の本から独学で風力発電を勉強し、それを乗り越えていく話。
この映画のおすすめ理由
- ・勉強できる環境にいることの有難さ
- ・科学とは人々を便利にさせ、そこから人に幸せを与えてくれる学問
を気付くことが出来ます。
①勉強できる環境にいること。
アフリカではお金がないと教育を受けられません。
主人公のウィリアムズも貧しい家庭のため授業料の支払いもままなりませんでした。
しかし日本では最低中学生までは無料で、これからはもしかしたら大学生まで無料で教育を享受することが出来る。これってどれだけ恵まれているのか、本当に痛感しました。
ウィリアムズは勉強したいのに勉強できない中、私は高校までは授業中もしっかり聞いていましたが大学生はだらけ切った生活をしていました。この映画を見て、過去の自分を相当恥じました。日本にいたら気付きにくいですが、「当たり前に学校に通える、これは本当に幸せです」。
②科学とは人を幸せにできる
干ばつに襲われた後、大人たちがしたことは雨ごいです。しかしウィリアムズは違いました。1冊の本の出会いから風力発電を試みます。
しかし雨ごいをする大人たちです。初めは両親も含めて見向きもされませんでした。しかし知識・道具が揃っていき、初めは学校の友達・先生が味方になってくれました。そして最後は村人も両親も力を貸してくれて、風力発電により村に水を引くことができました。
私は大学院を出たにも関わらず風力発電の方法なんて一切思いつきません。
ここからいかに情熱をもって勉強に取り組むかがとても大切です。情熱と少しの運さえあれば、中学生でも風力発電を作ることが出来ます。今仕事で開発している材料に対してもっと情熱を注ごうと改めて思いました。結局情熱がなければ何も生み出さないなと。
京セラの創業者・稲盛さんも言っています。
人生とは自分の心を映し出したもの
人生の大半を使う仕事に情熱がなければ成功なんてしないなと思いました。
少しマイナーな映画ですが、きっとうまくいくと同様に、アマゾンプライムで視聴可能です。興味ある方は是非一度見てみてください。
僕と世界の方程式
ストーリー
心の病気で他人と話すことが苦手な主人公:ネイサンは数学の能力が飛びぬけて高かった。そこで母親は彼の才能を伸ばすため数学教師のハンズフリーに指導を依頼する。そして指導の甲斐あって数学オリンピックにイギリス代表に選抜された。そしてもう一つの出会い、中国代表の少女:チャンと出合う。
ネイサンの天才的な数学能力と二人の出会いはどうなるのか!
この映画のおすすめ理由
彼は心の病気を患っていたので、他人と話すこともままならなかったが、数学を通した人との出会いで、最後には考えられなかった決断をする。
ここで教えてくれるのは勉強は何も知識だけを教えてくれるものでないということ。
勉強とはこれまでの偉人たちが考え抜いたことが幾重にも積み重なっている。しかしそれらを学ぶことで得られるのは知識だけでなく、彼らの情熱も学ぶことが出来ます。
例えば学問から少しずれますが、稲盛さんについて知っているのは京セラ・KDDIを創業し、JALを復興したこと。
しかしより知っていくと、KDDIを発展させれたのはNTTの独占では人々が安く通信の恩恵を受けられない、つまり誰とでも好きな時好きな人に電話をかけて声を聴ける環境にしたいから。JALを再興できたのも、もし潰れたら航空会社は国内で1社だけになり価格競争がなくなり料金が高くなる、また倒産すれば日本経済に大きな打撃を与えてしまう、それをなくすため必死だったから。
勉強とは知識以外も学ぶことが出来ます。今回ネイサンの場合は人の温かさを学ぶことが出来ました。
今まで紹介した3つの映画のAmazonのリンクを貼っておきます。もし興味持ってくれた方は一度見てみてください!(値段が記載されていますが、2021/2/14ではPrime会員なら無料で視聴可能です)
勉強をすることで様々な学びがあります。僕も独学だけじゃなくて、それをアウトプットする場も作りたくてブログを始めてみました。これからもよりよい文章になるよう努力します。本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!
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